神舟9号の打上げロケット、酒泉衛星発射センターに到着
2012年5月11日 11:15
中国国家航天局(CNSA)は5月10日、有人宇宙船「神舟9号」を打ち上げる長征2号Fロケット(CZ-2F)を、甘粛省の酒泉衛星発射センターへと輸送した。
5月5日には北京で出荷式典が行われ、中国運搬ロケット技術研究院の李洪(Li Hong)院長らも参加し、打ち上げの成功を誓った。
中国は早ければ、6月中にも「神舟9号」を打ち上げる計画で、同宇宙船には同国初の女性宇宙飛行士1名と男性宇宙飛行士2名が搭乗する予定となっている。打ち上げられた「神舟9号」は中国宇宙ステーションの実験第1号機「天宮1号」とドッキングし、3名の宇宙飛行士は初めて「天宮1号」の内部に入り、食事と睡眠、科学実験などを行う予定となっている。
中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。
■長二F火箭運抵酒泉衛星発射中心
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/20120510160239cc91c2.html
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