【銘柄診断】ポーラ・オルビスHDは成長持続に評価高い、逆日歩発生も支援材料

2012年5月10日 12:54

  ポーラ・オルビスホールディングス <4927> は4月26日に2496円の高値を示現したが、これは4月2日の2477円を更新する史上最高値水準である。化粧品市場が縮小に向かう中、国内で売上げを伸ばす競争力の強さ、そして海外展開の強化により収益アップが続く業績が高い評価を集めている。

  今12月期の第1四半期決算も営業利益12億2500万円と前年同期比5%増益を達成、好調なスタートをきった。2月3日、オーガニックコスメを販売する豪州のジュリーク社を連結子会社化したが、今12月期の予想にはその影響額は織り込まれていない。

  参考値として示された、ジュリーク社の連結業績見込み(2012年1~12月)は売上高が110億円、営業利益が14億円(業績は2月3日より同社へ連結。営業利益はのれん償却費控除前)。今後の収益寄与が期待される。

  厚みは薄いが直近の信用の取り組みは売り5万6000株、買い2万6000株と売り長となり、日証金では断続的に逆日歩が発生している。売り方の買い戻しが意外な上値を付けるパワーになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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