コニカミノルタがフェデックス キンコーズ・ジャパンを買収
2012年5月10日 12:09
コニカミノルタホールディングスは10日、ビジネスコンビニ国内最大手のフェデックス キンコーズ・ジャパン(以下FKJ社)を買収したと発表した。
コニカミノルタは、FedEx Kinko's International,Inc.(本社:米テキサス州)が100%保有するFKJ社の全株式の売買契約を2012年4月26日に締結。既に公正取引委員会へ株式取得に関する事前届出を提出しており、承認を経た後にクロージングを実施する予定(5月31日予定)。また、2012年6月1日以降FKJ社は『キンコーズ・ジャパン』に社名変更し、また各店舗及びオンラインサービスは『Kinko's』ブランドで展開する。
コニカミノルタの中期経営計画『Gプラン2013』では、成長に向けた重点施策の一つとして、商業印刷(CP)や企業内印刷(CRD)を主要市場とするプロダクションプリント事業の一層の競争力強化を掲げている。コニカミノルタは、北米や欧州ではCRD市場において、国内ではCP市場において、製品やサービスに対する高い評価を獲得している。さらなる競争力強化のために、国内では一般企業のドキュメント出力ニーズへの対応、特に顧客の業務効率化やコスト削減の手段としての出力物内製化の提案に加え、アウトソーシングによる出力サービスの提供が重要課題となっている。
一方、FKJ社は、業種・業態に応じた高い提案力と営業力で多くの企業・法人を顧客に持ち、国内の大都市圏を中心に49店舗と6箇所の集中プリントセンターを有するオンデマンド出力サービスのリーディングカンパニー。
今回のFKJ社の買収は、業種・業態に合った提案型営業の体制強化を図りながら、顧客志向のサービスメニューの拡充を進め、CRD市場に向けた様々なソリューションの提供を目的としている。これよりコニカミノルタの営業基盤の充実と顧客への新たなサービスの提供を実現し、その結果CRD市場での高いプレゼンスが獲得できるとコニカミノルタは考えている。