トヨタ、米ケンタッキー工場でエンジン生産能力を年産約10万基増強

2012年5月9日 15:40

 トヨタ自動車は8日、同社のアメリカにおける生産事業体Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.(以下、TMMK)が、2.5L直列4気筒ARエンジンの需要拡大に伴い、2013年8月までに、同エンジンの生産能力を年産約10万基増強すると発表した。これにより、TMMK全体のエンジン生産能力は、現在の年産約44万基から約54万基となる。これに伴う投資額は、サプライヤーなどにおける関連投資も含め約3,000万ドル(約24億円)、新規雇用は約80人を予定している。

 現在、北米におけるARエンジンの生産は、TMMK、Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.で行っており、カムリ、RAV4、ハイランダー、シエナ、ヴェンヅァに搭載されている。今回ARエンジンの需要拡大を受け、TMMKでの生産能力を増強する。トヨタは「需要のあるところで生産する」という考え方のもと、今後も現地生産を推進していく考え。

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