【銘柄診断】住生活グループはグローバル化で成長目指す、ダブル型底入れ形成へ

2012年5月9日 13:01

  住生活グループ <5938> は9日、77円安の1442円まで下げて急続落している。

  洪水の影響などから販売価格が予想を超えて悪化したため、前2012年3月期は営業利益179億1500万円と前々期比55%減益へ下振れ決算に見舞われた。

  今2013年3月期決算については営業利益500億円と前期比2.7倍増益の好業績見通しが明らかになった。ただ、事前のアナリスト予想については約581億円と推定されていたことで、市場では好業績の買いが広がらなかった。

  住宅ストックの積み上がりや購入層減少の影響などから、国内新設住宅着工戸数は傾向として緩やかな減少が続くと見られている。

  しかし、アジアを中心とした新興国では旺盛な住宅需要が続くことが予想され、世界に誇れるグローバル企業への発展が想定されるとして、アナリスト筋の評価は高い。今回のダメ押しでチャートはダブル底形成の典型的な底入れパターンとなってきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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