【銘柄診断】カワムラサイクルは新たなサービスが開始され介護用品を積極展開

2012年5月9日 11:00

  カワムラサイクル <7311> (東マ)は3月14日の年初来高値9万5200円からの調整局面。

  期待された今2013年3月期の業績見通しについて、営業利益3億8000万円と前2012年3月期に比べ11%増益見通しの好調な決算発表された。ただ、市場の期待値はもう少し高いところにあったため、見直し買いが盛り上がらない状態となっている。

  今年度から福祉用具専門相談員に対し利用者の心身の状況や環境、福祉用具貸与の目標と具体的なサービス内容等を記載した福祉用具サービス計画の作成が義務付けられた。そうした事態を踏まえ独自性のある福祉機器の開発に努め、介護保険によるレンタル採用に向け新製品の提案などを積極的に行う方針だ。

  また、中国子会社では、中国市場向け製品の販売とともに販売代理店を増やし、事業の拡大を図っていく。同社を取り巻く好環境を踏まえると、今3月期の見通しについては、むしろこれからどれだけ上積みできるかという見方でよさそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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