【銘柄診断】大盛工業は中間期の受注高が急増、値幅整理を終え日柄整理を待つ
2012年5月9日 10:59
大盛工業 <1844> (東2)は3月5日の高値44円からの調整局面。今2012年7月期の1月中間決算について、3月9日に営業利益が従来の600万円の損失見通しから2400万円の黒字確保へ増額修正されており、その先取り買いが高値形成の背景。
ところが、決算発表において肝心の今7月期通期の営業利益2900万円(前期2億2300万円の損失)の見通しが据え置かれたため失望ムードが強まり、以後売り物が先行する展開となっている。
今7月期1月中間決算では主力の上・下水道の施工において他社との差別化策が奏功、建設事業の受注高は11億5400万円と前年同期比2.9倍を確保、工期短縮につながる同社独自のOLY機材の拡販で不動産事業も受注高は3億6400万円と同2.2倍へ増加しており、先行きの収益アップにつながる要因と期待される。
3月5日の高値からは値幅整理を終え、あとは日柄整理を待つだけ。出直りへの値固め場面継続となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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