【銘柄診断】魚力は資本業務提携など拡大路線へ、世界的な魚需要増加が後押し
2012年5月6日 10:59
■順調な上昇トレンド
魚力 <7596> (東2)は昨年12月30日の881円をボトムに順調な上昇トレンドを描いている。途中今年の2月にはヨンキュウ <9955> (JQS)との資本業務提携を発表、長い上ひげを引く急騰場面をはさんだが、その後遺症も無く以後もトレンドを持続している。
これまでもヨンキュウから養殖魚を年間3億円程度仕入れていたが、今後は養殖のブリやカンパチ、タイなどの調達を増やす。さらにヨンキュウは本格的にマグロやウナギの養殖を始める予定で、魚力が積極的に仕入れ、商品化やブランド化を急ぐ。
調理済み煮魚・焼魚の商品化に実績のある松岡水産と、海外での生産管理や原料調達に実績のあるオカムラトレーディング、それに同社の3社で新会社を設立し、ベトナムなどでの海外生産で価格競争力の強化と商品供給能力の拡大を図る。
米国、新興国などで魚への需要が高まっており、業容面でも新たな飛躍期を迎えつつある状況だ。前2012年3月期は営業利益6億円と前年同期比53.8%の大幅増益を果たし、今2013年3月期も続伸の見通しにある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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