【銘柄診断】フィールズは決算発表を契機に上昇第二波突入への波動転換を狙う
2012年5月6日 10:54
遊戯機販売事業者のフィールズ <2767> (JQS)は2月3日の安値11万2500円から4月16日の15万1500円まで上昇したが、中期波動ではこれは第一上昇波に位置づけられる。上昇途中に前2012年3月期の業績について営業利益が従来の140億円から84億円に引き下げられたが、今2013年3月期の大幅増益期待がまさり、株価には織り込み済みとなった。
ただ、5月9日の決算発表を前にさすがに買い手控えムードが強まり、小口売りに値を消しているのが現状の動き。前3月期の下方修正は看板タイトル「エヴァンゲリヲン(以下、エヴァ)」の発表時期の繰り下げ、第4四半期に予定していた一部機種の発売が今3月期に変更、3月下旬に発売したパチスロ遊技機「モンスターハンター」がタイの洪水の影響で売上げが今期にずれ込むなど、時間の後ずれが主な要因。
従ってそれはそのまま今3月期の大幅増益に反映される可能性が強い。9日の決算発表を契機に、再び好業績買いの盛り上がりが予想される。微調整を切り上げて上昇二波を指向する局面は近い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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