【銘柄診断】いすゞ自動車は目先、中期とも見通し良好、決算発表に関心強まる

2012年5月4日 13:53

  いすゞ自動車 <7202> (東1)は米GM(ゼネラル・モーターズ)と資本・業務提携交渉入りすると28日に一部で伝えられ思惑人気も台頭したが、いすゞ自動車が「協業についてはGMに限らず広く検討しており、決まったものは何もない」とコメントを発表、人気は尻すぼみとなっている。

  国内やタイの復興需要、政府の自動車需要刺激策が追い風となるうえ、中期的には新興国でのトラック販売の拡大が業績好調を支える状況にあり、先行きの見通しも明るい。それを評価して株価は4月2日の492円までロングランで上昇、現在はその目先調整局面に入っている。5月10日に決算発表が控えていることも買い手控え気分につながっている。

  ただ、同社は慎重見通しを発表するのが通例。営業利益800億円の見通しでスタートした前2012年3月期は営業利益940億円まで積み上げられている。アナリスト筋の評価は今2013年3月期も大幅増益の見方で一致しており、もし決算発表でぶれたところがあれば好買い場になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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