【銘柄診断】小津産業は今期上振れ、来期続伸期待を支えに新展開入りを狙う

2012年5月4日 13:52

  小津産業 <7487> (東2)は4月2日に1363円の昨年来高値に買い進まれた。そこから目先整理局面を迎えているが、高値圏で頑強な動きを続けている。安値拾いの向きの売りが出ているが、それを積極的に吸収する押し目買いの動きが非常に強いことがうかがえる。

  今2012年5月期の第3四半期累計決算は営業利益3億7100万円と前年同期の5000万円の営業損失から大きく好転してきた。不織布事業、家庭紙・日用雑貨事業ともに売上げはやや低調だったが、国内、海外ともに販売費の減少に努めたことが利益の大幅好転に結びついた。

  光学機器メーカーやエレクトロニクス産業向けがタイの洪水被害の影響を受けただけに、それが一巡、売上げ増に復帰する来2013年5月期はさらなる業績好転が期待される。

  今5月期の第3四半期累計決算の営業利益の通期業績に対する進捗率は88%に達している。今期の上振れ期待、来期の続伸期待を抱えながら、再度の新展開入りを狙う展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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