【銘柄診断】MORESCOは紙おむつが子供用、大人用ともに需要が増加へ

2012年4月30日 14:10

  MORESCO <5018> は高値圏でのもみ合いが煮詰まり、再び新展開を目指す上昇気流に乗る可能性が強くなってきた。

  円高、タイの洪水の影響により自動車関連分野が伸び悩んだため、前2012年2月期の営業利益は11億9300万円と前々期比4%減益に留まった。しかし今2013年2月期は自動車関連分野の回復、紙おむつに使用されるホットメルト接着剤部門の好調持続で営業利益14億円と前期比17%の増益が見込まれている。

  今2月期をスタートに中期経営計画を策定したが、最終の2015年2月期には売上げ258億円(今期推定217億4000万円)を見込んでいる。そのけん引役となるのがホットメルト接着剤。国内では大人用の紙おむつの需要が拡大しているほか海外でも今後大きな伸びが期待できる。

  世界的な人口増加で子供用の紙おむつが伸びるとともに、中国などでは今後急速な高齢化の進展が見込まれ大人用おむつの需要増も期待できる。先行き成長が見込めるにも関わらず、PERは8.6倍にとどまっている。高値更新に進んでもなお割安な水準にとどまる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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