「ちきゅう」が海底科学掘削の世界最深記録を更新

2012年4月29日 15:03

NOBAX 曰く、 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」のドリルが25日、海面下7,740メートルに到達し、海底科学掘削の世界最深記録を更新したそうです(「東北地方太平洋沖地震調査掘削」 Daily ReportMSN産経ニュースの記事毎日jpの記事)。

水深6,883.5メートルの海底までドリルを下ろし、その下856.5メートルまで掘削。海面からの深さが合計7,740メートルとなり、1978年マリアナ海溝のチャレンジャー海淵で米国の探査船が達成した7,049.5メートルを上回りました。この調査掘削は東北地方太平洋沖地震の発生メカニズムを解明することが目的です。

穴を掘っているときに船が流されないのかと思うのですが、JAMSTECの施設公開のときに聞いた話では、船をスカーリングの如くに操って定位置に保つそうです。深さも凄いけど、コントロールも大変そうですね。7,740メートルというと、東京駅から新宿駅まで歩く距離にほぼ匹敵します。

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