【銘柄診断】廣済堂は増額修正、業容変革の流れを積極的に評価する相場に転換

2012年4月29日 18:32

  廣済堂 <7868> は前2012年3月期の増額修正をきっかけに急騰に転じ、昨年来高値圏での展開を続けている。

  復興支援需要を受けた収益力の高い人材セグメントの求人広告事業の業績好調等により前3月期の営業利益は39億5000万円から45億7000万円(前々期27億7800万円)へ引き上げられた。

  前3月期の好業績評価なら市場の買いも一過性のものとなるが、その後の強調持続を見ると、今後の展開を前向きに評価している動きと受け止められる。

  東北・北陸・西日本地方で長年の実績をもつ求人情報誌「Workin」の発行、地域密着型の求人媒体企業3社との協業による「47都道府県求人サイト(47求人.com)」の運営など、求人を中心に質の高い人材の確保・育成を目的とした総合的な人材ソリューション・サービスなどに注力、印刷事業を基幹事業とする業態からの変革に取り組んでいる。

  今2013年3月期のさらなる増益見通しなどが明らかになれば、相場の天井がさらに押し上げられることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【再生可能エネルギー特集(7)】安定供給が課題の風力発電(2012/04/03)
【介護サービス関連特集(1)】市場は高齢者の増加を背景に拡大基調(2012/03/25)
【注目のリリース】任天堂は赤字が大幅に縮小し今期黒字化を見込む(2012/04/27)
【銘柄診断】堀田丸正は収益体質強化が進展、親会社からの事業譲受で収益拡大(2012/04/27)

関連記事

最新記事