【銘柄診断】鈴茂器工は業績上振れ着地が有力、回転すし業界のアジア進出の流れに乗る

2012年4月28日 18:49

  鈴茂器工 <6405> (JQS)は4月11日の641円安値で目先底打ちからリバウンドに転じ、現在は次の展開をにらみながらの値固め場面。

  主力製品の小型シャリ玉成形機や飯盛り付け機などを中心に積極的な販売活動を展開し、海外も円高の長期化の影響はあったが、アジア、ヨーロッパ地域を中心に売上げは拡大した。

  そのため前2012年3月期第3四半期累計決算は営業利益6億4800万円と前年同期比21.4%増益を達成した。それにも関わらず前3月期通期の営業利益は5億6000万円、前期比6.8%の営業減益の見通しを据え置いた。

  第4四半期は赤字決算となるが、取り立てて第4四半期に業績が低下する季節的な修正はなく、最終的に上振れて着地する可能性は大いにある。また、回転すし業界では日本食ブームのアジアへ進出の動きが積極化しており、つれて同社の売上げも増加トレンドが予想される。次第に前向きの評価を呼び込む方向が予想され、新展開入りの余力も十分だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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