三井住友銀、オリックスへオリックス・クレジット株式を譲渡
2012年4月26日 23:46
三井住友フィナンシャルグループ(SMFGグループ)の子会社である三井住友銀行(SMBC)とオリックスは26日、SMBCの保有するオリックス・クレジットの全株式を、関係当局への各種手続きを前提にオリックスへ譲渡し、オリックス・クレジットをオリックスの完全子会社とすることについて合意したと発表した。併せて、SMFGグループとオリックスグループ間での緊密な関係を維持するため、従来締結済みの提携契約に代えて新たに、SMFG、SMBC、オリックス、オリックス・クレジットの4社間で提携契約を締結したと発表した。
SMFGグループとオリックスグループは、オリックス・クレジットについて、2009年7月にSMBCが51%の株式を取得、オリックスが49%の株式を保有する形で共同事業を開始した。以降、オリックス・クレジットの事業ノウハウをベースとして、オリックスグループに加え、SMFGグループが有する人材・ノウハウ等を活用することで、幅広い顧客のニーズに応えてきた。
今回SMFGグループ及びオリックスグループは、それぞれにおいてコンシューマーファイナンス事業戦略をさらに進化させ、同事業に関する経営資源を自社グループ内に集中する経営方針の下、オリックスがSMBCの保有するオリックス・クレジットの全株式(発行済株式総数に対する割合は51%)を買い取り、これまでの持分法適用関連会社からオリックスの完全子会社とした上で、SMFGグループとオリックスグループの間で新たに業務提携を実施していくことが最適であると判断するに至ったという。
オリックス・クレジットの株式が譲渡された後も、2009年6月にSMBC、オリックス、オリックス・クレジットの3社間で締結済みの提携契約に代えて新たに、SMFG、SMBC、オリックス、オリックス・クレジットの4社間で提携契約を締結することにより、SMFGグループとオリックスグループは、これまで通り両グループ間の緊密な関係を維持し、業務提携を通じて両グループの持続的な企業価値の向上を図っていく方針。