【銘柄診断】アイメタルテクノロジーは２度の減額を吸収、今期の大幅増益に期待

2012年4月26日 23:38

　　アイメタルテクノロジー <5605> は４月２４日に１９６円と、３月２１日の年初来高値１８９円を更新するなど、自動車部品株の中でも際立った強い動きを見せている。

　　東日本大震災の影響で前２０１２年３月期の９月中間決算発表時に減額、さらに第３四半期累計決算時にもタイで発生した洪水および今年１月末に発生した土浦素形材工場の故障で再び利益を引き下げ、前２０１２年３月期は営業利益７億５０００万円と前期比６２％の大幅減益に見舞われた模様だ。

　　ただ、株価は減額ごとに強さを増しており、今２０１３年３月期の業績好転への期待感が相場の流れになっている。

　　主需要先であるいすゞ <7202> の好業績をベースとした力強い上昇波動を見れば、同社への期待感が強まるのも当然の流れだろう。生産体制回復に伴い今３月期の飛躍的な業績回復への期待感は強く、再び新展開入りの相場を指向する可能性もありそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）