【銘柄診断】パイプドビッツは慎重な業績見通しに増額期待の見方が有力になる
2012年4月26日 19:06
パイプドビッツ <3831> (東マ)は4月2日の年初来高値600円から調整局面に入っていたが、その利食い売りが一巡の気配にあり、再び上値指向の相場へ転換の兆しを強めてきた。
今2013年2月期は営業利益3億2000万円と前年同期比40.5%の大幅増益が見込まれている。4月高値はこうした好業績を素直に評価したものだが、ここへきては業績上積みへの期待感が強まってきた模様で、それが利食い売りを消化する原動力になっている。
同社は顧客情報管理・運用ソフト「スパイラル」をASP(ソフトの期間貸し)方式で提供している。「スパイラル」は顧客情報や商品・サービス情報などユーザーが保有する情報資産を安全に管理・運用するためのアプリケーションソフトウェアで、契約数が前2月期末現在で3000件を突破した。
契約数1000件の純増に要する期間は、1000件までの7年、2000件までの3年、そして3000件までの1年と短縮し、普及のペースが上昇している。
前2月期の第4四半期だけで営業利益8300万円を確保しており、それにもかかわらず8月期中間決算の営業利益は1億800万円の見通しは慎重に過ぎると受け止められている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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