【銘柄診断】曙ブレーキ工業は底値圏に到達、今3月期は飛躍的に業績が向上
2012年4月26日 06:23
曙ブレーキ工業 <7238> は3月29日の高値488円からの調整局面。前2012年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が25億3200万円と前年同期比76%の大幅減益に見舞われた。つれて前3月期の営業利益についても従来の70億円から35億円(前々期113億9200万円)へ大幅に減額された。
それらを飲みこんで3月高値までの戻りを見せたが、今2013年3月期業績の回復度合いを見守りたいとのムードが強まり株価は調整に転じてきているもの。ただ高値から2割のきつい下げを演じており値幅的には底値圏到達のニュアンスが強い。
主力のライニングは日系自動車メーカーの生産増が期待でき、北米は不採算モデルの生産終了、そして原材料価格アップの販価への転嫁などにより今2013年3月期は営業利益100億円への、文字通りの飛躍的な回復決算となる模様だ。5月8日の決算発表を契機に戻り相場を鮮明にする方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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