【銘柄診断】太平洋工業はTPMSの拡大に期待、世界中で法規化が進む方向に
2012年4月25日 10:13
太平洋工業 <7250> は3月28日の高値536円からの調整場面だが、押し幅はごく小さく、目先調整を切り上げて再び上昇相場にエンジンがかかりそう。
注目材料はTPMS(直接式タイヤ空気圧監視システム)。タイヤの空気圧や温度をタイヤ内部に装着された送信機内のセンサーで直接測定し、その情報を無線で車体側の受信機に送り、ドライバーに異常を知らせるシステム。
3月21日に欧州にTPMSの販売会社を設立することを発表した。欧州で今年11月よりTPMSの装着が法制化され、需要拡大が見込まれることが背景。米国では既に2007年から義務化されているが、2013年には韓国で法規化が決定、日本・中国でも法規化が検討されており、今後の市場拡大に期待が大きい。
前2012年3月期は営業利益35億円と前々期比32%減益に見舞われた模様だが、今2013年3月期はV字型の回復が見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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