【銘柄診断】コナミは好業績への反応は鈍く、投資家の買いは下値限定の様相

2012年4月25日 09:47

  コナミ <9766> は昨年9月9日の高値2906円から調整に入り、今年1月27日の安値1856円まで十分な整理を済ませたが、その後の反騰力には今一つ力強さが見られない。

  ソーシャルゲームやカジノ向け事業、遊技機(パチスロ・パチンコ)事業の伸長などから前2012年3月期は営業利益400億円(前々期207億円)と大幅増益を達成した模様だ。その勢いを引き継ぐ今2013年3月期についても連続大幅増益が予想されている。

  ソーシャルゲーム関連株へのアナリスト筋の評価も高く、豊富なコンテンツを有する同社の展開力から見た割安さを指摘する声も強い。ただ、そうした見解にも関わらず株価の動きは鈍い。ソーシャルゲーム市場の成熟感に対する懸念が晴れないほか、株価底値時の2月3日申し込み現在で128万株に膨らんだ信用買い残は利食い売りに直近で66万株まで減少している。個人投資家は下がれば買うが、上値は追わない姿勢と見受けられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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