【銘柄診断】武蔵精密工業は4月27日の決算発表に注目、今期大幅増益の見方も

2012年4月25日 09:15

  武蔵精密工業 <7220> は目先調整完了の兆しを見せ始めている。東日本大震災の影響などで主要取引先のホンダ <7267> の自動車生産が停滞、タイの洪水によりタイ子会社の工場が浸水被害を受け操業を一時停止したことなどから、前2012年3月期は営業利益は106億円と前々期比17%の減益にとどまった模様だ。

  株価的にはそうした悪材料を吸収して、今2013年3月期の業績好転を期待する流れに転換、4月2日には2034円の年初来高値に買い進まれた。期待値はあるものの、高値時点ではPER13倍と自動車部品株では比較的高めに評価されたことで、なお上昇トレンドが継続するか一考する局面に達したようだ。

  アナリスト筋は今3月期の1株利益は250円程度と想定しており、それほどの業績好転が明確になれば、再び見直し買いが回る方向が予想される。4月27日に決算発表が行われる予定で、今3月期の見通しが注目されそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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