【銘柄診断】デンソー今3月期の増益率が焦点に、中期的な成長路線も評価材料
2012年4月23日 21:27
デンソー <6902> は3月16日の高値2850円からの調整は4月11日の2456円で底を打ち、以後出直りの兆しを強めてきている。ここへきて証券会社がレーティングを引き上げ、目標株価も引き上げてきたことも見直し人気を加速することになりそう。
タイの洪水の影響が大きく、前2012年3月期は営業利益1350億円と前々期比28%の減益になった模様だ。しかしタイの生産回復、国内自動車販売の好調、インドネシアやインドなどの需要好調により、今2013年3月期は大幅増益転換の見通しにあり4月27日に発表される業績見通しが大いに注目されるところ。
先進国地域ではディーゼルエンジンの燃料噴射を電子制御するコモンレールやアイドリングストップシステム、ハイブリッド車用制御製品などの環境対応製品、新興国地域では設計から生産までを抜本的に見直した低コスト製品が、中国現地自動車メーカーなどトヨタグループ向け以外に伸びる見通しにあり、中期的な増益路線がしっかり敷かれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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