【銘柄診断】桜井製作所は足元の業績回復が顕著、今3月期は連続増益が有力

2012年4月22日 10:07

  桜井製作所 <7255> (JQS)が浮揚力を強めてきた。同社は自動車部品、その技術を活用した自動車向け工作機械が二本柱。前2012年3月期第3四半期累計の営業利益は1億900万円と前年同期比47%減益に見舞われた。

  東日本大震災による生産ダウンが影響しているものだが、自動車の生産回復につれ業績も盛り返し、前3月期通期の営業利益は2億6500万円と前々期比32%増益を確保できた模様だ。

  第4四半期は営業利益1億5600万円の確保となるが、これは今3月期第1四半期の4900万円、第2四半期9500万円から大きく飛躍することになる。この勢いが引き継がれる今2013年3月期は業績回復度合いがさらに強まりそう。

  また、建設機械向け工作機械を初受注、自動車以外の顧客開拓が進んでいることは見直しを加速する要因になる。出来高薄がネックになり割安圏に放置されていたが、工作機械株の出直りで同社の出遅れに着目する買いが今後増えることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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