ルーブル美術館と任天堂が提携、「3DS」を専用オーディオガイドに
2012年4月20日 12:15
任天堂は、同社と世界最多来館者数を誇るパリのルーブル美術館の継続的パートナーシップの一環として、専用のAudioguide(オーディオガイド)を内蔵したニンテンドー3DSシステムをルーブル美術館に提供する。
「Audioguide Louvre - Nintendo 3DS(オーディオガイドルーブル - ニンテンドー3DS)」は2012年4月11日以降、ルーブル美術館の来館者が利用できるようになる。任天堂とルーブル美術館はこのパートナーシップによって、来館者が楽しいインタラクティブな方法で芸術文化への知識を深められるツールを提供できることを期待しているという。
ルーブル美術館への年間訪問者数は890万人にもおよぶが、大勢の来館者が展示物をより楽しめて、より理解できるように、京都に本社を置く任天堂の開発者たちがニンテンドー3DSシステムに内蔵されるオーディオガイドを開発した。オーディオガイドは視聴覚のガイドツールであり、利用者がルーブル美術館の芸術作品や展示物を理解し、その知識を深める一助となる。
3D画像や動画表示他のニンテンドー3DSならではのユニークな機能を活用したインタラクティブマップが同ガイドでは利用でき、利用者は自分が館内のどこにいるのかを正確に把握できる。また、芸術作品に対する700以上の説明が含まれているため、ルーブルコレクションそして美術館の建物自体に対して新鮮な見方ができるようになる。さらに、美術館の学芸員および解説員たちが録音した解説が収録されており、利用者は各々の嗜好に合わせてこの多目的ガイドシステムを利用できる。
任天堂の岩田聡社長は、「これほど高名かつ人気の高い美術館に、ニンテンドー3DSによる専用オーディオガイドを提供できることを、当社は光栄に思っている。年齢・性別を問わず世界中の人々にお楽しみいただいている任天堂のゲーム開発経験を活かして制作したオーディオガイドによって、ルーブル美術館を訪れる訪問者の皆様がより充実した鑑賞体験を味わっていただけることを期待している」とコメントしている。