【銘柄診断】東光は低位仕手株人気の波及を待つ、戦略商品の成長で今期は増益

2012年4月19日 20:38

  東光 <6801> は4月4日の高値289円をピークに調整局面を迎えている。公募価格189円。村田製作 <6981> (東1)が同社の第三者割当増資と転換社債型新株予約権付社債を引き受けると発表したことを手掛かりに3月23日から急騰、そうした思惑買い相場がひとまず一巡した格好だ。

  両社はスマートフォンやパソコン向けなどに高効率の電源用コイル部品を共同開発し、同部品の販売拡大を目指す方針だ。提携による経営基盤の強化や相乗効果を通じた事業拡大などを期待して株価が上昇したのだから今後は業績の動向を注視する展開に入りそうだ。

  注目しなければならないのは信用残の動向。売り残は3月初めの465万株から4月6日申し込み現在の1287万株まで急増した。それが4月13日申し込み現在では1084万株まで減少、買い戻しが進んでいることを示している。

  信用買い残も4月6日申し込み現在の2159万株が13日申し込み現在では1894万株まで減少。需給の縮小が続くようだと、相場は整理色が強まらざるを得ない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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