三菱自、タイで新型の世界戦略小型車「ミラージュ」の本格量産を開始

2012年4月19日 17:57

 三菱自動車工業は19日、同社のタイにおける生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)のラムチャバン工場で、新型の世界戦略小型車「ミラージュ」の本格量産を開始し、本日これを記念してラインオフ式を実施したと発表した。

 「ミラージュ」は、成長著しい新興国におけるエントリーカー、かつ成熟国における環境対応車という双方のニーズを一つの商品として具現化した新型グローバルコンパクトカー。生産は、三菱自動車のグローバル生産体制の中で日本に次ぐ第2の輸出拠点であるMMThラムチャバン工場に同モデルを生産するために新たに建設された第3工場で行われる。3月28日のタイ国内向け発売を皮切りに、今後順次アセアン諸国、日本、欧州各国などへ供給地域を拡大していく計画で、日本では今夏の発売を予定している。

 三菱自動車の益子修社長は、ラインオフ式に際し、「MMThは、いまや三菱自動車の最重要生産拠点の一つとなったことは疑いようがない。ここで新たに生産を開始した『ミラージュ』は、日本と同等の品質を確保すべく、日本人の検査員が駐在して出荷前に全数を検査するほか、現地検査員の指導も実施するなど、万全の品質管理体制を敷いている。これから世界各国での販売が始まるが、日本をはじめ全世界で通用するクルマであると確信しており、当社のさらなる成長に大きく貢献してくれるものと期待している」と語った。

 なお、「ミラージュ」のタイにおける受注台数は、本日時点で15,000台を上回っており、大変好調な立ち上がりとなっているという。

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