【銘柄診断】いすゞ自動車はトラック需要が内外共に好調、今期は最高益を更新へ

2012年4月19日 14:22

  いすゞ自動車 <7202> が4月17日の436円で目先底入れの様相を強めてきた。日野自動車 <7205> が業績増額を契機に戻り足を強めているのを受け、同社にも連想買いが流入してきている。

  タイでの大規模洪水によりサプライチェーンが再度寸断され、一時稼働停止するアクシデントはあったが、前2012年3月期第4四半期から国内、海外とも環境は好転度合いを強めている。

  前3月期は営業利益940億円と前々期比6%増益にとどまったものと見られる。しかし、国内では東北などの復興地域ではダンプカー、コンクリート・ミキサー車など、復興のために必要なトラック需要の拡大が期待でき、建機メーカー向けの産業用エンジンのニーズも復興需要でさらに増加すると予想される。

  海外も新興国・資源国向けにトラック需要が伸びているため今2013年3月期の営業利益はこれまでのピーク2008年3月期の1097億円を上回る可能性が強くなっている。再び新展開入りにチャレンジの動きが見られそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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