【銘柄診断】日野自動車は今3月期の営業利益は過去最高へ

2012年4月18日 21:16

  日野自動車 <7205> は前2012年3月期の業績について海外子会社の損益改善を主因に営業利益を350億円から370億円(前期比28%増)に引き上げた。4月2日に612円の昨年来の高値を示現、その過程で織り込まれているとして株価の反応は鈍い。

  ただ、第4四半期の営業利益は168億円と第3四半期の52億円から急増する。新興国・資源国を中心とした旺盛な海外需要、国内での復興需要の本格化などが追い風となり、国内外でトラックの販売台数が増加しているためで、今2013年3月期の営業利益は、これまでのピーク2008年3月期の458億円を更新の可能性が強まっている。

  4月26日に決算発表が予定されており、再び高業績評価のうねりが起こることになりそう。なお信用残は4月13日申し込み現在で売り155万株、買い93万株と売り長の状態にあり、日証金では逆日歩が断続的に発生。需給も先高をサポートしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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