【銘柄診断】遠藤照明はデリバティブ評価益で業績上ぶれ着地期待を高め連日の高値

2012年4月18日 13:05

  遠藤照明 <6932> (大2)は18日、20円安と安寄りしたあと48円高の1858円まで上げて切り返して5営業日続伸、連日の年初来高値更新となっている。

  今年4月12日に発表したデリバティブ評価益の発生から2012年3月期業績上ぶれ着地期待を強め買い増勢となっているもので、売り長で逆日歩のつく信用好需給をテコに大証2部株の逆行高特性も発揮している。

  同社は、将来のリスクに備えて為替取引を行い、為替相場の動向に従って評価益・評価損が発生する。目下集計中で5月中旬に発表予定の3月期業績は、円高進行で四半期決算発表のたびに評価損が発生、昨年11月には売り上げ、経常利益を上方修正したものの、純利益は下方修正、11億円(前期比2.4倍)と続伸幅を縮めた。

  ただ、4月12日には今年3月末に4億9000万円の評価益が発生したと発表、業績上ぶれ着地期待を高めて株価も150円高した。PERは21倍台と市場平均を上回り割安感は小さいが、信用倍率は0.69倍と株不足で逆日歩もついており、業績期待とともに高値追いをサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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