SCE、PS3などソニー製品と連携するネットワークレコーダー「nasne」を発売

2012年4月17日 22:32

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は17日、500GBのハードディスクドライブ(HDD)および地上デジタル/衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナーを搭載したネットワークレコーダー&メディアストレージ『nasne(ナスネ)』を、2012年7月19日に日本国内で希望小売価格1万6,980円(税込)にて発売すると発表した。

 ユーザーは、ナスネ本体を家庭内ネットワークに接続することで、PlayStation 3(PS3)専用アプリケーション「torne(トルネ)」やソニーが新たに開発したVAIO専用のナスネ対応視聴・録画アプリケーション「VAIO TV with nasne」を使って、地上デジタル放送ならびに衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)放送のテレビ番組視聴や録画が可能になる。

 さらにPS3、PS Vita、VAIO、“Sony Tablet”、Xperiaを使用しているユーザーは、ナスネを通じて、録画した番組コンテンツをこれらのナスネ対応機器で共有することが可能になるほか、放送中の番組や録画した番組を家庭内において2つの機器で同時に楽しむことも可能。

 ナスネはまた、ソネットエンタテインメントが提供する「Gガイド.テレビ王国CHAN-TORU」とも連動する。ユーザーは外出先でも、PlayStation Vita (PS Vita)、PC、タブレット、スマートフォンなどのモバイル機器から家庭内にあるナスネにアクセスし、テレビ番組の録画予約が可能になる。

 加えてナスネは、メディアストレージとしての機能も備えている。ユーザーは所有している動画や画像、音楽などの様々なコンテンツをナスネに搭載されている500GBのHDDに保存し、家庭内ネットワーク上にある各種DLNA対応機器と共有することができるうえ、外付けHDDを接続することで容量の拡張も可能。

 「ナスネがホームエンタテインメントのハブとなり、ソニーグループが持つネットワークに対応した様々な製品群とつながることで、ソニーならではのシームレスなユーザー体験を提供する。ナスネは、専用アプリケーションを通じて様々なソニー製品でテレビ番組を楽しむことを可能にし、視聴スタイルの自由度を飛躍的に高める」と、平井一夫ソニー代表執行役社長CEO 兼 SCE代表取締役会長はコメントしている。

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