カナダ・ロンドン市のフォンタナ市長が東京証券取引所訪問

2012年4月17日 16:34

■東証浦西友義常務が所内の説明と案内

  日本企業誘致のため来日中のカナダ・オンタリオ州ロンドン市のジョー・フォンタナ市長と在日カナダ大使館の一行が17日(火)午後、東京証券取引所を訪問。東京証券取引所グループの浦西友義常務執行役と会談し取引所内を見学した。(写真右=フォンタナ市長、左=浦西常務、中央=在日カナダ商工会議所ウェイクリー会頭)。

  浦西友義常務の英語による詳細な取引所等の説明にサンタナ市長は質問を交え大きくうなずいていた。取引所内2階の見学スペースに立ち寄った市長は、取引所見学に訪れていた某大手生命保険会社の新入社員の輪に入って記念写真撮影とロンドン市をアピール、観光面の役目を果たす一幕も。今回の市長の訪問は日本企業のオンタリオ州ロンドン市への誘致が目的。その一環として上場企業の元締めともいえる東京証券取引所を表敬訪問した。

  ジョー・フォンタナ市長はロンドン市概要を次のように語った。「ロンドン市はカナダ第10位の大都市。将来性のある都市として北米第5位にランクされ、フォーブスのランキングではカナダは企業投資先第1位。スーパーハイウエイ沿いに位置し3ヶ所の国境へのアクセスと1日ドライブ圏内に1億5000万人の消費者へアクセスが可能。直行便が毎日シカゴ、バンクーバー、モントリオールに運航している。24時間カナダ税関と貨物輸送サービスが可能。

  とくに、401号線はもっとも交通量が多く、カナダ・アメリカ・メキシコを繋ぐエコノミックスライフラインで1日当り国際貿易額は20億カナダドル。401号線沿いの土地は未開発であるがアメリカへ繋がる重要な土地。公共と民間併せて約500エーカーの土地がある。パートナーシップによって土地の確保 土地の有効利用の構想、工業・商業・小売用施設の開発という3つの重要な分野での迅速な展開が可能。TSI(本社カナダ、日本にも東京にグループの子会社がある)は、ロンドン市と共同で商工業施設の開発を手がけ官民パートナーシップの相手先となる企業の発掘に努めている。ロンドン地域の日本進出企業はトヨタ、ホンダ、CAMI、アイシン精機、トヨタ紡織、永田部品などがある」という。カナダは天然資源も豊富で政治、金融も安定、北米自由貿易協定によるアメリカなどの巨大市場がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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