ホンダ、700cc大型バイク「インテグラ」を発売
2012年4月17日 13:34
ホンダは17日、新設計の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒700ccエンジンに有段式自動変速機のデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた大型モデル「インテグラ」を、4月24日に発売すると発表した。販売計画台数(国内・年間)は500台、メーカー希望小売価格は80万8,500円(税込)。
インテグラは、「ニューミッドコンセプト」シリーズとして開発した3モデルの1台で、開発のキーワードを“SCOOTING MOTORCYCLE(スクーティング モーターサイクル)”と定め、モーターサイクルの走りの楽しさとコミューターの快適性・利便性を高い次元で融合させたモデル。
エンジン、フレーム、ホイールは、ニューミッドコンセプトシリーズ共用としながら、エアマネジメント性能に優れたカウルやスクリーン、快適性を追求した大型シートなどの採用によって、コミューターの快適性と優れた利便性を実現している。
エンジンは、低・中回転域での力強い出力特性に加え、燃焼効率の追求による低燃費化を目指し、理想的な燃焼室形状や低フリクション技術などを多岐にわたって採用。燃費は38.0km/L(60km/h定地走行テスト値)を達成している。簡単な操作で変速が可能なデュアル・クラッチ・トランスミッションは、軽量・コンパクト化を図った第二世代へと進化させ、ATモードとMTモードを設定。優れた伝達効率によってダイレクト感のある走行フィーリングが味わえる。
車体は、しなやかさと剛性感を高い次元で両立したダイヤモンドフレームと、高い路面追従性を発揮する前・後サスペンションや大径17インチの高圧ダイキャスト製の前・後アルミホイールを採用している。スタイリングは、モーターサイクルの機動性とコミューターの快適性を融合させたオリジナリティーあふれる斬新なデザインとしている。