【銘柄診断】ピーエスシーは国策関連銘柄、急騰後で落ち着きどころを探る展開

2012年4月16日 14:59

  ピーエスシー <3649> (JQS)は3月16日高値1万8920円までいきなりの急騰相場を演じた後の調整局面、年初は900円どころに過ぎなかったので、高値1万8920円は株価21倍増という大化けを見せた。

  同社は電子カルテや医療用データマネジメントシステムなど、医療システムに特化したソフトウエア開発企業。

  主力システムである大規模病院向け医療用データマネジメントシステム「Claio」が売上げを伸ばしているが、併せて診断書・汎用書類作成システム「Docu Maker」や紙カルテ・文書アーカイブシステム「C‐Scan」などを統合したソリューション提案を推進し、1案件の導入規模が拡大している。

  そのため今2012年12月期も営業利益5億2300万円と前12月期比30%増益が見込まれている。

  それでも現在のPERは62倍台と割高。医療費削除という国策に乗る銘柄だけに底打ち確認後は戻り相場に転じる可能性もある。急騰後の落ち着きどころは利益水準が決めることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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