【銘柄診断】東燃ゼネラル石油はエクソンから販売権を取得、今後の展開に注目

2012年4月15日 21:12

  東燃ゼネラル石油 <5012> は底値圏での展開が続いている。年初にいきなり急落場面に見舞われたが、これはロイター通信が米エクソン・モービルが日本で展開する石油販売などの事業と過半を出資する東燃ゼネの株式を、東燃ゼネに売却する方向で最終調整に入ったと伝えたことが嫌気されたもの。

  その後、同社は実際に3020億円で石油販売と石油精製事業をエクソンから購入したが、市場ではその負担の大きさを嫌気する機運が強い。

  これまではエクソンの提供するサービスを全面的に受けいれその対価を支払っていたが、今回のエクソンからの株式購入で経営の自由度は増すことになるが、その分今後の経営の方向性が注目される。

  エクソンの指導の厳しさから事業の展開を抑えられ、主に高利回り銘柄として相場が形成されていたが、今回の事態を受けそうしたトレンドが変わるのかどうか、これからの経営の舵取り次第と思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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