【銘柄診断】酒井重工業は好業績バックに中勢波動は明らかに上昇波動に転換

2012年4月15日 21:08

  酒井重工業 <6358> の上昇ピッチに拍車がかかってきた。年初に首都高が1兆円規模の大規模改修に乗り出すと伝わったことを契機に見直し人気が強まってきたが、ここへ来ては果敢に上値を買い進む手口が流入、有力筋介入の見方が強くなってきた。

  同社はロードローラーなど道路機械の専業大手メーカーだが、国内では首都高などの高速道路の補修、それに復興にからむ道路事業の拡大と、環境は追い風一杯の様相を呈し、海外でも新興国中心に売上げが拡大している。そのため、前2012年3月期の第3四半期累計決算では営業利益は5億6200万円(前年同期1億8600万円)と、大幅な増益を確保した。

  そうした中で前3月期通期の営業利益見通し5億1000万円は据え置かれたまま。第3四半期決算との比較からは今後の増額修正は必至で、そうした勢いが持ち込まれる今2013年3月期についても連続増益が有力だ。株価は2007年10月以来の水準を回復しており、中期波動が明らかに変わったことを示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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