【銘柄診断】千葉銀行は預金、貸出金がともに増加する好循環、今期も連続増益
2012年4月14日 16:04
千葉銀行 <8331> は3月27日の年初来高値543円からの調整局面に入っている。昨年の東日本大震災後の高値9月30日の547円を更新することができずに整理に入ったあたり、やや相場のパワーが弱い感じもある。
前2012年3月期の第3四半期累計決算では純利益が326億8000万円と前年同期比5%減益となった。資金利益の減少により本業の収益動向を示す業務純益が減少したことが要因だが、株価回復に伴い株式損益の改善が見込まれるため、前3月期通期の純利益は450億円と前期比10%増益を達成できる模様だ。
個人預金の増加で預金が9兆2197億円と9月中間期末から1212億円増加し、貸出金も7兆6383億円と同1196億円増加するいい循環となっており、今2013年3月期の見通しも明るい。PBR0.7倍と基本的な割安さもあるが、出直り相場へ向けては材料支援が欲しいところ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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