【銘柄診断】サハダイヤモンドの調整局面脱出には支援材料が必要
2012年4月13日 13:04
サハダイヤモンド <9898> (JQS)は13日、2円高の24円と続伸。昨年7月4日の昨年来高値94円から下降トレンドを継続していたが、4月4日につけた20円を底に反転の兆しを見せている。
高値当時は中国企業との業務提携、第3者割り当て増資の公表が人気化への材料となった。しかし数日後には増資の発行中止となるなど、事態は混乱し株価も急落場面に遭遇した。その後10月に新たなファイナンスを発表し、払い込みも無事終了、それなりの資金も獲得した。
それにも関わらず前2012年3月期の第3四半期累計の決算では営業損失が3億8500万円(前年同期3億8100万円の損失)と低迷が続き、前3月期通期でも営業損失2億円(前々期5億円の損失)と回復の兆しは見られない。
ブライダル事業、インターネット事業、ダイヤモンド研磨事業、トレーディング事業などすべての部門で損失を計上しており、今のところ今2013年3月期についてもはっきりとした業績好転の状況は見出しにくい。調整局面脱出へは支援材料が必要になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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