【銘柄診断】エーアンドエーマテリアルは悪材料織り込み今期の業績好転を評価

2012年4月13日 12:50

  エーアンドエーマテリアル <5391> は100円割れの低調相場が続いている。東日本大震災の被災地復興に向けた建設需要は増加しているが、施工員の不足による工事の遅れ等から、主力商品のけい酸カルシウム板の需要が低迷。

  併せて、震災による電力・プラント向けの売上高の減少等も重なり、前2012年3月期の営業利益は従来の11億円から6億円(前々期6億4300万円)へ減額修正された。

  この影響で3月26日には82円まで売り込まれたが、その後は持ち直し、減額という悪材料は織り込まれたと見ていい。昨年12月から首都圏、東海地区などの大都市圏で徐々に建設需要に回復の兆しが見られ。

  また、電力およびプラント業界では、東日本大震災後に延期されていたメンテナンス工事の再開および復旧工事等が動きだしており、今2013年3月期の好業績への期待感が強まってきた。100円台回復から一段高を目指す状況が整いつつある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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