大垣共立銀、国内初キャッシュカード不要の「生体認証ATM」を導入
2012年4月13日 10:49
大垣共立銀行は、今年9月、富士通が開発した“手のひら静脈による生体認証技術・生体情報管理技術”を採用した「生体認証ATM」の取り扱いを開始する。同ATMの特長は「通帳・キャッシュカード不要」で取引が可能であること。
東日本大震災の際には、通帳やキャッシュカードを紛失し、“必要な資金”を“即座に引き出せなかった”ということが発生した。しかし、大垣共立銀行が今回導入する生体認証ATMでは、通帳・キャッシュカードを紛失したり持ち合わせていない場合でも、本人の“手のひら”だけで取引することが可能となる。この利便性が向上する“通帳・カードレス取引を可能としたATM”の取扱開始は、世界で2例目、全国で初めてとなる。
「生体認証ATM」を利用できるのは、大垣共立銀行の普通預金・当座預金(カードローン)・貯蓄預金のキャッシュカードを保有している個人。利用するには、「生体情報(手のひら静脈)」や「利用口座(最大5口座)」を登録し、登録後は「生体情報」のほか、「生年月日」・「キャッシュカード暗証番号」の入力により、取引できる。なお、キャッシュカード自体は不要。
取り扱う業務は登録口座での「引出し、預入れ、残高照会」の3つ。設置店舗は、移動店舗内ATM(レスキュー号、スーパーひだ1号)、ドライブスルーATM(羽島支店駐車場)、店舗内ATM(10カ店程度)。なお、店舗内ATMは順次拡大していく予定。