【銘柄フラッシュ】はMUTOHやチヨダが急伸しディー・エヌ・エーも堅調

2012年4月11日 12:49

  11日前場は、スペインの財政懸念からユーロ安・円高が再燃し、NY株の213ドル安も様子見気分を強いる要因になった。東証分類の33業種別指数は空運を除き32業種が下落。ソニー <6758> は3月決算予想の赤字拡大を発表したこともあり、一時2月14日以来の1500円を割りながら東証1部の売買代金1位になり前引けは5.0%安。トヨタ自動車 <7203> は売買代金2位で1.2%安。

  ディフェンシブ特性のある花王 <4452> は社長交代を発表したこともあり堅調だったものの伸びきれず、前引けは1円高の0.05%高。また、ディー・エヌ・エー <2432> は輸出関連株からの退避資金を集めやすいとして3.0%高。

  関西電力 <9503> は原発について筆頭株主の大阪市などが「8条件」を提示と伝えられ様子見のまま軟調2.9%安。東京電力 <9501> も電気料金でモメた猪瀬副知事のいる東京都が筆頭株主になったと伝えられ1.4%安。

  東証1部の値上がり率1位はMUTOHホールディングス <7999> の6.3%高となり2月からジリ安続きで相場が枯れきっているとされて安値圏から急動意、2位はチヨダ <8185> の6.2%高となり好決算を材料に高値更新、3位は東海観光 <9704> の4.6%高となり株価2ケタで3月に業績予想を増額していると急反発。

  東証指数(TOPIX)の値動きと逆の動きをするTOPIXベア上場投信 <1569> (東ETF)は5日の新規上場後の高値に進み1.3%高で出来高は過去最高だった昨日の7割に達し連日最高更新の勢いをみせた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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