京セラ・IHI・みずほコーポ銀、鹿児島で国内最大のメガソーラーを建設

2012年4月10日 17:14

 京セラ、IHI、みずほコーポレート銀行の3社は10日、CO2削減を始めとする地球環境保護に貢献するため、鹿児島県鹿児島市七ツ島に、国内最大となる70MWの太陽光発電(メガソーラー)事業の事業性を検討することについて、本日基本合意したと発表した。

 建設予定地は、IHIの所有地である鹿児島県鹿児島市七ツ島2丁目で、土地面積は約127万m2(東京ドーム27個分)。総投資額は約250億円の計画で、今年7月の着工を目指す。

 太陽電池モジュールは、全て京セラ製多結晶シリコン型の高出力製品を使用し、70MW分約29万枚を設置する計画。この発電能力は、昨年(2011年1~12月)日本国内に出荷された産業用太陽電池の約4割弱に相当する容量となる。年間発電電力量は約79,000MWhとなる見込みで、一般家庭の年間消費電力量約22,000世帯分に相当する。また年間約25,000トンのCO2削減に貢献する予定。

 同事業において、京セラグループは太陽電池モジュールの全てを供給するとともに、施工ならびに保守・管理の一部を担当し、IHIは土地の貸与のほか、事業運営に積極的に取り組んでいく。また、みずほコーポ銀はプロジェクトファイナンスのスキーム検討を担当する予定。

 今後、鹿児島七ツ島メガソーラー発電事業を行う特別目的会社を設立する計画で、京セラが筆頭株主となる予定。なお、IHIのほか、事業の趣旨に賛同したKDDI、九電工、鹿児島銀行、竹中工務店等は、出資会社として協力する予定。

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