【銘柄診断】豊和工業は北朝鮮情勢緊迫化が追い風に、今期は増益転換が有力
2012年4月8日 20:43
豊和工業 <6203> (東1)は昨年9月26日の53円をボトムに持続的な上昇波動を描いている。小銃、迫撃砲などの火器を手掛けていることで、昨年12月の金正日の死去から今回のロケット発射発表など、北朝鮮の緊迫化する情勢が株価を支援している。
また同社にとって最大のより所は2ケタの値ごろ。そうした中での業績向上も株価の持続的な上昇につながっている。
前2012年3月期第3四半期累計の営業利益は7億6900万円と前年同期比24%の減益となった。工作機械、火器などは売り上げ増を達成したが、建材の減収、操業度の低下が響いた。
前3月期通期でも営業利益8億7000万円と37%減益の見通しだが、第3四半期までの進捗率88%に達しており、見通しを上回っての着地が有力視されるところ。
今2013年3月期はタイの洪水被害からの復旧に際しHDD製造用の小型汎用機器の需要増が想定され、増益転換が有力だ。業績回復の道筋が見えた低位株として底堅い動きを継続していくものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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