【銘柄診断】イントランスは不動産市場改善の流れを受け、連続増益を見込む

2012年4月7日 11:39

  イントランス <3237> (東マ)は3月26日に年初来高値3万2900万円まで買い進まれ、現在はその調整局面に入っている。

  3月22日に発表された全国公示地価は4年連続で下落したが、下落率は縮小し地価が回復傾向に入りつつあることが確認され、不動産株に見直し人気が高まっていることが株価上昇の背景。

  販売用不動産の売却、管理受託物件数の増加などにより、前2012年3月期の第3四半期累計の決算では営業利益3億7900万円(前年同期は5億1100万円の損失)と好調で、3月期通期でも営業利益2億8100万円(前期5300万円)の増益が見込まれている。

  第4四半期は販売用不動産の仕入及びバリューアップに注力することから赤字決算が想定されているが、事態の推移いかんでは増額の可能性もありそう。日銀の金融緩和、金融機関の不動産向け融資の環境改善、あるいはJ―REITの公募増資などで不動産市場を取り巻く環境は回復傾向を強めている。

  今2013年3月期も改善傾向を引き継ぐ方向が予想され。株価も一呼吸入れた後切り返しの動きになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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