トヨタ、インドで生産したエティオスシリーズを南ア向けに輸出開始

2012年4月5日 10:32

 トヨタ自動車は4日、同社のインドにおけるトヨタ車の製造・販売子会社であるトヨタ・キルロスカ・モーター(以下TKM)が、TKMで生産している「エティオスシリーズ(セダン及びハッチバック)」の南ア向け輸出開始にともない、インド・チェンナイ近郊のエンノール港において記念式典を実施したと発表した。輸出台数は年間2万台を予定している。TKMの中川社長は、「輸出開始という新たなフェーズに入った。今日はトヨタにとって記念すべき日となる」と語った。

 トヨタは、『トヨタグローバルビジョン』において、新興国を重点分野の一つとして位置付け、新興国での販売を伸ばしていくことを表明。インドの自動車市場の拡大に伴い、TKM生産能力を現在の21万台/年から、2013年には31万台/年まで拡大することも決定しており、今回の完成車輸出を機に、インドを完成車及びトランスミッションの生産供給拠点として発展させていく方針。

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