【銘柄診断】アルペンは消費者の健康指向を映し業績は着実なアップトレンドに

2012年4月5日 09:10

  アルペン <3028> は着実な水準切り上げを見せてきたが、ここへきては一服気味の足取りに変わってきた。東京マラソンには約28万人の応募が殺到するなど、消費者の健康への関心が高まる中、ランニングブームが続いている。

  そのため、ランニングシューズおよびウエアが好調に推移。今2012年6月期の12月中間決算は営業利益57億6100万円と前年同期比5%増を達成した。ランニングの人気は一過性にとどまるものでなく、ランニング関連用品は趨勢的な売上げ好調トレンドに乗っているものと思われる。

  通勤やレジャーで使用するスポーツタイプの自転車の需要が拡大しているうえ、涼感ドライウエア「iCOOL(アイクール)」や吸湿発熱ウエア「iHEAT(アイヒート)」も売上を伸ばしている。

  今6月期通期では営業利益107億7300万円と前期比3%増益が見込まれている。PBRは0.7倍と割安だが、株価の水準切り上げでPERは12倍台に到達、積極的な上値買い進みが一服する水準と言えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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