ホンダ、走りと燃費を両立した中型クラス車両用CVTを新開発

2012年4月5日 13:30

 ホンダは5日、走りと燃費を高次元で両立させる次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の一つとして、中型クラス車両用のCVTを新たに開発したと発表した。本日発表の新「ステップ ワゴン」および「ステップ ワゴン スパーダ」は、この新開発CVTを採用し、クラストップの低燃費を実現している。

 新開発CVTは、アイドリングストップシステム対応型CVTに高効率電動オイルポンプなどを採用することで、燃費性能を向上させた。また、変速やスロットル、油圧制御系を効果的に協調制御する「G-Design Shift」により、ドライバーの要求に素早く反応し、高く伸びのある加速Gを維持して、爽快でスポーティーなドライブフィールを実現。これらの技術を組み合わせたことで、従来のCVTに対し約5%、同クラスの5ATに対して約10%の燃費向上を実現した。

 ホンダは昨年11月、優れた環境性能をベースにホンダならではの運転する楽しさを追求し、走りと燃費性能を高次元で両立させた次世代新技術群として「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を発表した。その第一弾として新開発のエンジンおよびCVTを軽乗用車「N BOX」に搭載。そして第二弾となる今回の新「ステップ ワゴン」、「ステップ ワゴン スパーダ」には中型クラス車両用の新開発CVTを搭載した。

関連記事

最新記事