【銘柄診断】横河電機は世界的なエネルギー政策の転換を受けメリットを享受へ
2012年4月4日 19:55
横河電機 <6841> は順調な上値追い相場を見せている。3月27日には854円と2008年以来の水準にまで買い進まれ、中勢波動は明らかに上昇トレンドに切り替わっている。
今回の原発事故を契機に世界的にLNG(液化天然ガス)の需要が急増しているが、同社はLNGの液化基地などでは世界でも圧倒的地位を築いている。さらに、オイルサンド、オイルシェール、シェールガスなどの新エネルギー分野でも強みを持つ。
日本市場でも震災からの復興に伴い、制御部門の需要が回復に転じている。前2012年3月期第3四半期累計の営業利益は93億5000万円と前年同期比94%の大幅増益を達成、前3月期通期でも営業利益150億円と前々期比35%の増益が見込まれている。
世界的にエネルギー関連投資は堅調に増加するものと思われ、同社の業績も今2013年3月期、来2014年3月期と連続増益の方向にある。上昇トレンドはまだ完結していないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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