【銘柄診断】ネットワークバリューコンポネンツは環境追い風で見直しの流れに

2012年4月4日 18:31

  ネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)は昨年12月16日に好業績を手掛かりに9万9800円と震災後の高値を示現。そこからは利食い先行に調整局面を迎えたが、ここに来てもみ合いに煮詰まり感がうかがえる状況。

  チャートは上値が切り下がる一方で下値は底堅さを増す、ペナント型の最終局面を迎えている。業績が回復感を強める中で前2011年12月期は見送られた懸案の復配が具体化するようだと、見直し買いが再びスケールアップに向かう方向が予想される。

  同社の主戦場であるネットワーク市場は、クラウド、スマートフォン、セキュリティといったキーワードに代表されるように、大きな変革期にあり、同社にとってはまさにフォローの風が吹いている。

  前12月期の営業利益1億2800万円(前々12月期900万円の損失)に続き今12月期も営業利益1億2900万円と小幅増益が見込まれている。前12月期第3四半期に記載が解消された継続企業の前提に関する注記も前12月期で正式に解消された。とりあえずは今12月期の第1四半期の決算発表が焦点になりそう。ペナント型のもみ合い上放れが近づいている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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