【銘柄診断】ユニバーサルエンターテインメントは訴訟問題が株価の足かせに

2012年4月4日 18:21

  ユニバーサルエンターテインメント <6425> (JQS)は2月の急落の後の引き戻し場面。

  同社の米国子会社について、同社が筆頭株主となっている米カジノホテル運営のウィン・リゾーツ社が大幅ディスカウントで強制的に買い戻し、かつ岡田会長の不適切な行動が判明したため取締役の辞任を求めたとの報道が海外から伝えられたことが急落の背景。

  同社は対抗措置としてウィン・リゾーツ社を提訴したが、今後とも株価にとって足かせとなるのはやむを得ない。

  パチスロ・パチンコ事業では昨年年8月に納品を開始したパチスロ機「ミリオンゴッド」が大ヒットしたのに続き、今期第3四半期に投入したパチスロ機「エージェントクライシス」などもヒット、前2012年3月期は営業利益が213億円から260億円(前々3月期52億6400万円)へ大幅に引き上げられた。

  訴訟問題があるにしても株価の反応度はかなり鈍い。PERはわずか5倍台で圧倒的に割安だ。ただ低評価を覆すには支援材料が欲しいところだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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